面接における「自己紹介」と「自己PR」の違い
さて、面接を受ける際、冒頭で「では、簡単に自己紹介してください」という質問をされることがあります(ほとんどの場合あります)。
この時、就活に一生懸命に取り組んでいる学生のみなさんは大きな間違いを犯しやすいので、注意しましょう。
その間違いとは、履歴書や自己PRに記載した内容や考えてきた自己PRなどをそのまま延々と話してしまうことです。
自己PRや志望動機は、面接の中で改めて質問されますので、「自己紹介をしてください」という最初の質問に対して、自分の目標や志望動機を一方的に話してしまうことはしないようにしましょう。
この時点でコミュニケーション・スキルという点で疑問符がついてしまいます。
では、面接冒頭の「自己紹介をしてください」という質問は、どのような意義を持っているのでしょうか?
それは、
「自己紹介」は「自己PR」ではなく、これから始まる面接の入口であり、みなさんのプロフィールや質問して欲しいことの概要を伝える場面
ということになります。
この点を間違えてしまい、一方的に自分の話をしてしまいますとその面接は失敗となってしまう場合が多いですので、忘れないようにしてください。
◆自己紹介は何を伝えればいいのか
上記の点を踏まえた上で、実際にはどのような内容を答えればいいのでしょうか?
まず、みなさんが新卒という場合についてみていきます。
〈新卒者の場合〉
・出身校(学校名、所属学科)
・氏名
・(大学に在学の場合)専攻や研究テーマ、ゼミなど
・学生時代に力を入れていたこと
・自己PRにつながる活動などの概要
・趣味、特技など
ここに記載した項目をすべてを盛り込む必要はありませんし、面接の中で質問をして欲しい内容についての概要を伝えればいいということになります。
趣味や特技は必須ではありませんが、面接の話題をつくるために簡単に触れると印象に残ることもあります。
では、みなさんが転職する場合はどのように答えればいいのでしょうか?
〈転職の場合〉
・氏名
・最終学歴(大学名 学部、専門学校名 学科)
・職歴と経験した業務の概要
・自己PRにつながる活動などの概要など
イメージできましたか?
新卒の場合も転職の場合も「自己紹介」と「自己PR」の違いをよく理解してから面接に臨むようにしましょう。
◆自己紹介をつくる際のポイント
さて、自己紹介をつくるポイントは、箇条書きで項目を用意しておくということになります。
その理由は、「自己紹介」は基本的には60秒程度で済ませますが、場合によっては、30秒や90秒、長いときには2分程度でという指定をされる場合がありますので、箇条書きで整理しておくと指示された時間内に終わらせる目処を持つことができます。
指示がなければ60秒程度と思っていれば問題ありません。
また、用意した「自己紹介」は実際に口に出して練習してみてください。
その際は、時間をはかることもお忘れないようにしてください。
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