どのような方でも経験したことが無いことには、不安があるのは当然です
鍼灸の治療を受けたことが無い方にとっては、たくさんの不安があります。
●「鍼って痛いんでしょ?」、「鍼って太くないの?」
●「お灸って熱いんでしょ?」、「お灸は痕が残ったりしないの?」
●「治療費って高いんでしょ?」、「定期的に通わなきゃいけないの?」など
こうした不安や心配があっては、鍼灸の治療を受けてみようなどと思わないのは当然です。
◆「鍼って痛くないの?」、「鍼の太さってどれぐらい?」
「鍼って痛そう」とうイメージを持っている方がたくさんいらっしゃいます。
“はり”って聞いたら「痛そう」ですよね。
でも、実際に治療に使用される鍼の太さは「0.16ミリ〜0.2ミリ」程度です(主に当院で使用するもの)。
鍼を刺す際にもほとんど痛みを感じませんので、安心していただければと思います。
また、鍼は怖いという方には、お灸での治療の可能ですので、遠慮なくご相談ください。
《注意事項》
①鍼により内出血を起こす場合があります。
内出血は、通常1週間から10日程度で自然になくなります。
女性の方ですと美容上の問題などもありますので、鍼を刺す部位についてもご相談させていただきながら治療
いたします。
また、ワーファリンなど血液が流れやすくなるクスリを服用されていたりする場合、内出血を起こしやすくなる
場合があります。
問診の際に服薬の状況などを確認させていただいております。
②治療後の症状の悪化や倦怠感などについて
鍼灸の治療を行った際、一時的に症状が悪化したり、倦怠感がでたりする場合があります。
こうした一時的な症状の悪化は多くの場合、1〜2日程度で収まります。
これは、刺激が強すぎた場合や筋肉の緊張がやわらぎ、血液の循環が急によくなり過ぎたりすることでで生じる
ものです。
そのため、特に始めて治療される方は刺激する量などを少なめにしながら治療を行わせていただきます。
◆「お灸って熱くないの?」、「痕は残らないの?」
「お灸は熱そう」、「お灸は痕が残るのでは?」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
でも、実際には米粒の半分ぐらいの大きさのものを使います。また熱さを緩和するシールなどを使ったり、熱さを緩和する筒を使いますので、熱くありませんし、痕が残る心配はありません。
また皮膚に直接、あたらないようにする方法もありますので、ご相談しながら治療させていただきます。
◆「治療費ってどれぐらい?」、「定期的に通わなければならないの?」
鍼灸の治療は継続的に行わなくてはいけないと思われている方が多くいらっしゃいます。
もちろん病気や症状によっては、継続的に治療をする必要のある方もいらっしゃいますが、決して治療院に通わなくてもご自宅でできる治療もあります。
当院では、皆さんの時間と経済的負担をなるべく少なくしながら治療をすることをお勧めしています。
例えば、症状が軽減されてくれば1週間に1回であった治療回数を2週間に1回や月1回へ変更したり、ご自宅でできるセルフケアを行っていただきながら通院回数を減らすなどの方法があります。
また、主要な治療は2〜3週間に1回程度とし、その間は最低限の治療(20分〜30分程度)に通院したり、セルフケアで治療を行っていただいたりと様々な組み合わせをすることが可能です。