vol.1
こんにゃく湿布
疲労回復から慢性疾患、癌の手当てとしても広く知られている「こんにゃく湿布」。
もちろん健康美人になりたい女性にもオススメ。
セルフ・ケアとして自宅でできるものの代表として「こんにゃく湿布」があります。
「こんにゃく湿布」は、東城 百合子 先生がまとめられている『家庭でできる自然療法』(あなたと健康社)に詳しく記載されています。
とても素晴らしい内容の本ですので、ご興味がある方は、ぜひご一読をお勧めします。
「こんにゃく湿布」は、肝臓・腎臓そして脾臓の機能を高め、疲労回復や胃腸の調子を整えたり、肝臓や腎臓などの病気、糖尿病、高血圧などの慢性病の改善に効果が期待できるセルフ・ケアのひとつです。
この「こんにゃく湿布」は、“癌”の治療中の方や“癌”を克服した後の健康管理をはじめ、その他のさまざまな慢性病の手当て法としても、ビワの葉温灸などと合わせて用いられています。
そして疲労回復、冷え性、風邪、肝臓病、糖尿病、癌、腎臓病、高血圧、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹など様々な病気や症状に効果が期待できます。
また、内臓機能が高まり代謝がよくなるので、“むくみ”の解消にも効果があります。
まさに“内からキレイになる”という目的でも行えるセルフ・ケアです。
※ビワの葉を入手できる場合は、ビワの葉を合わせた「ビワの葉こんにゃく湿布」を行うのもお勧めの手当て法です。
→この場合、ビワの葉の光沢のある表面を皮膚にあたるように行います。
【こんにゃく温湿布のやり方】
〈用意するもの〉
①コンニャク2〜3個(コンニャクは有機栽培のものを選ぶように)
②綿のタオル(コンニャク1個に対し3枚程度)
〈やり方〉
①コンニャク2個を沸騰したお湯で10分程度煮ます。
②温めたコンニャクを2〜3枚のタオルでくるみます。
③最初に肝臓の場所と下腹部の上におき、30分程度、温めます(図)。
30分後、冷たいタオルで1分程度冷やします
同時に脾臓を“冷たいコンニャク”(氷水で絞った冷たいタオルでも可)で10分程度、冷やします。
④次にうつ伏せになり、腎臓がある場所を同様に30分程度、温めます。
30分後、同様に冷たいタオルで1分程度冷やします
(1時間程度は温かい状態ですので、そのまま使用するか、タオルの枚数を1枚減らすなどして調整します。)
同時に患部や症状のあるところも20〜30分程度温め、最後に1分程度冷やします。
〈注意事項〉
・症状の重い方や高齢の方、お子さまの場合は、カラダが慣れるまで温める時間を15分ぐらい
の長さから始めるようにします。
・気持ちよい温かさで行ってください。
熱い方が効果が高いと我慢しないようにしましょう。
熱さに我慢しすぎると低温火傷を起こすことがありますので、十分にご注意ください。
・空腹時に行うようにします(満腹時は避ける)。
・コンニャク湿布を行った後の入浴は避けましょう。
入浴をした場合は、30分から1時間程度時間をあけてから行うようにしましょう。
・使用したコンニャクは食べないでください。
【実際に「こんにゃく温湿布」をされた方の感想】
・40代 女性
寝る前にこんにゃく湿布を行ったら、1回で両足のむくみが解消!自分でもビックリ!
・40代 女性
疲れがたまっていたので、継続的にやってみたら疲れにくくなりました。
◆出典/参考文献◆
・「こんにゃく湿布」の詳細については、『家庭でできる自然療法』(東城 百合子 著)をご覧ください。
vol.2
爪もみで自律神経のバランスを整える
手軽に「自律神経のバランス」を整える「爪もみ」。
通勤時間の電車の中や就寝前にぜひどうぞ!
精神的な不安や緊張をはじめとしたストレス、不規則な生活習慣などにより私たち現代人は自律神経のバランスが乱れやすくなっています。
自律神経の乱れは肩こり、頭痛、冷え性、めまい、不眠などの様々な症状を生じる場合があります。
また、長期間の自律神経の乱れは、自律神経失調症を招いたり、血液の循環を悪くしたりするためさまざまな病気の原因にもつながる場合があります。
そこで、日頃の習慣として身につけていただきたい簡単な方法に「爪もみ」があります。
両手・両足の爪の生え際を自分で刺激することで、自律神経のバランスが整えられる簡単なセルフ・ケアのひとつですので、ぜひ毎日の習慣にしてみてください。
【爪もみのやり方】
※両手の爪の生え際の角から2〜3ミリほど離れた場所を刺激します
①爪の生え際の角から2〜3ミリほど離れた場所を反対側の親指と人差し指でつまみ、少し痛気
持ちいいぐらいの強さで10秒ぐらい、押し揉むような感じで刺激をします。
②両手の10本の指に同様に行います。
1日に2〜3セットを行います。
③足の冷え等がある場合などは足の指も同様に行うと効果が高まります。
〈注意事項〉
・「爪もみ」だけで全ての症状などが解決する訳ではありません。
ストレスの解消や食生活の見直し、適度な運動など生活習慣の改善も合わせておこないましょう!
・鍼灸は自律神経のバランスを整える効果がありますので、健康管理として定期的な治療を受けてみては
いかがでしょうか?
★「爪もみ」は自律神経免疫療法(福田−安保理論)にて提唱されているセルフ・ケアです。
★「爪もみ」を行う手や足の部位には、東洋医学のツボ(経穴)の部分でもあります。
【実際に「爪もみ」をされている方の感想】
・40代 女性
寝付きが悪い時にベッドの中で爪もみをしています。そうすると自然と眠れるようになるので、とっても
助かります。